今年度学術研究会は、144名の看護管理者の方々が参加されました。

たくさんのご来場ありがとうございました。

 

      日 時:  平成25224日(日)10時~16時 

          受付930分~

 オリエンテーション950分~

 

      場 所:   東京都看護協会 2階サークル室(2月19日変更)

      テーマ:   「臨床看護マネジメントに必要なツールの開発と活用」

 

      内 容:   1.マネジメント・スキル・メソッドの開発と活用                            

        2.看護必要度の監査体制・監査方法

 

           参加費  事前登録(平成25210日まで) 会員3,000円  非会員4,000円 

                           当   日                   会員4,000円  非会員5,000

 

  ※昼食のご案内

    各自、ご持参ください。会場で召し上がることが可能です。

    近くにコンビニエンスストアもありますが、多数のご来場が予想されるため、

    昼食は事前に準備されることをお勧めします

 

 

【 プログラム 】 

10:0010:15 

《開会挨拶》

臨床看護マネジメント学会 学会長 嶋森好子

 

10:1512:30

課題Ⅰ.マネジメント・スキル・メソッドの開発と活用

≪企画趣旨≫

マネジメントスキルは、医療の全ての場面で必要なものであり、管理者だけが身につければ良いものではない。高齢化が進みチーム医療が重要視される中で、すべての看護師が臨床や教育の場で優れたマネジメント力を発揮することが期待されている。特に看護管理者は、「状況の的確な把握、現状分析、問題解決」とより現実的な成果が求められており、無意識にその期待にこたえて実践している。しかし、それぞれが実践で培った看護管理者としての豊富な知識や実践での体験(暗黙知)が、必ずしも形式知として、後輩に伝わっているとは言えず、それぞれの実践家の得意技としてしか受け止められていない現実がある。

そこで、当学会では、看護管理者が抱えている現実的な課題解決に向けて、それぞれが持っている暗黙知を形式知として認識し実践に生かせるようななることを支援するシステム(M-S-Tメソッド)を開発し、これを学ぶためのワークショップを行っている。M-S-Tメソッドとは、「管理者として役割を認識したマインド(M)を持つこと、そのためのスキル(S)を磨くこと、最終的にはマネジメントに必要なツール(T)を使いこなせるようになること」を目指したシステムで、これらを学ぶためのワークショップを行っている。この、ワークショップを始めてから2年目を迎え、各施設での取り組みと課題を雑誌看護管理11月号(2012年、医学書院)で紹介した。

今学術研究会では、研修参加者がその後、自らの施設で実践していることを、組織・個人の変化や成果を中心に紹介していただき、参加の皆さんとディスカッションを深めたいと思う。

10:1510:50

基調講演

 

マネジメントスキルを高める手法としてのM-S-Tメソッドについて

高田誠 ((株)朝日サステイナビリティ・マネジメント 代表)

座長:柏木とき江 (日本臨床看護マネジメント学会 副理事長)

(休憩10)

 

 

11:0012:30

ワークショップ

座長:山元 恵子 (富山福祉短期大学 教授)

テーマ: 目標横断的、目標個別的に、組織の「変化を作り出す」

ためのマネジメント力

               

1.“リーダーシップ・マインドの分析と課題

佐久間 あゆみ (一宮西病院 看護師長) 

 

2.“目標管理分析シートの活用から視えてきたこと」

菅谷 周子 (つくばセントラル病院 看護部長)

  

3.組織目標と戦略の落とし込み

     藤田 あけみ (取手北相馬保健医療センター医師会病院

 看護部長) 

12:3013:30   昼休憩・会員総会

13:3016:00

課題Ⅱ.看護必要度の監査体制・監査方法

≪企画趣旨≫

少子高齢社会や医療の高度化を背景とし、医療費の高騰と看護サービスのニーズ拡大に対し、限りある人的資源をいかに有効に配分するかが求められている。看護必要度は患者に必要とされるケアの量を推定するシステムであるが、H24年度診療報酬改定にみるように患者のケアの重さ、すなわち看護必要度の高い患者に高い診療報酬がつき、手厚い人員配置が行われることが顕著になってきた。したがって、現場では看護管理者の責任において、その評価の質の向上がいっそう問われている。

本企画においては、看護必要度の精度に焦点を当て、構造・過程・結果の3つの側面から考えてみたい。すなわち、第1に、構造的側面である。看護必要度の監査体制はどうあればよいか、構成メンバーおよびその役割、監査基準、監査の手順などについて討議する。第2に、プロセスである。監査を実際にどのように行っているか、現場へのフィードバックをどうすべきかなどについて討議する。第3には、結果である。看護必要度の監査は看護記録によることが一般的であるが、看護実践の記録をいかに行うべきか、効果的な教育方法はあるのかなどについて、実践例をもとに討議したい。3名のプレゼンテーターにより現場での取り組みをご紹介いただき、参加者とのディスカッションを深めたいと思う。

13:3014:00

基調講演

看護必要度に必須とされる精度管理と監査必要な記録とは

田中 彰子 (山梨県立大学看護学部 教授)

 

 

14:0016:00

ワークショップ

座長: 田中 彰子 (山梨県立大学看護学部 教授)

   

1.   看護必要度の監査体制はどうあればよいか    

   松岡さおり (小倉記念病 院看護部担当部長) 

 

2.   看護必要度の監査プロセスの重要性          

    高木日登美 市立札幌病院 看護担当課長)

 

3.   看護必要度評価の担保としての記録          

    貝塚久美子 (筑波メディカルセンター病院 看護師長)