設立の趣旨
超高齢社会となったわが国の医療現場は、多くの問題を抱えています。臨床看護の現場では、
質の高い看護を患者に提供するために多くの看護師が懸命の努力を積み重ねていますが、
主な働き場所である病院のガバナンス(組織の統治)や
高度専門医療従事者の確保もままならない状況に陥っています。
安全で安心な看護を提供するためには、
看護教育や看護研究を始め臨床レベルでの看護マネジメントが有効に機能することが不可欠です。
しかし、現状では看護のマネジメントの方法論は確立されていないと言わざるを得ません。
私たちは、このような現実に対して、臨床看護におけるマネジメントの発展のために、
「(社)臨床家による、臨床家のための、臨床看護の方法論の確立」を目的とし、
新たに「日本臨床看護マネジメント学会」を設立することに致します。
具体的には、臨床看護の発展に貢献するつぎの事業を展開します。
1.臨床看護マネジメントに関する研究
2.臨床看護マネジメントに関する研究発表会、講演会、展示会等の開催ならびに機関誌の刊行
3.会員の研究の便宜及び親睦に関すること
4.前各号に揚げる事業に附帯又は関連する事業
私たちは、このような活動を通じて、早急に法人化の準備を進めるとともに、
全国の仲間に広く呼び掛け研究会の会員を募集します。
2008年6月1日
設立発起人一同
設立代表者:嶋森好子
一般社団法人 日本臨床看護マネジメント学会 定款